【東大編入学1ヶ月】内部から見た東大は想像以上に好印象
東京大学に編入学し、1ヶ月が経ちました。毎日が新鮮な経験ばかりのため、本当に濃い1ヶ月を過ごすことが出来ました。
地元愛知を離れ、6年間通った高等専門学校を離れ、ずっと暮らしてきた家族と離れることは寂しくもありました。
しかし、不安よりわくわくの要素の方が大きく、それは「ここまで経験を積んできた自分ならなんとかなるだろう 」という根拠の無い自信によるものでした。
海外生活を経験し、国内を旅し、地元の人と関わり、高専で専門教育を5年間も受け、いわゆる「視野」は広いほうであると思っていました。3年次まではもう学校で学ぶことなどなく、あとは技術を身につけることがしたいと思い、高専卒業後は就職しようと考えていました。
そんなとき、大学編入した先輩方の話を聞く機会がありました。校内外で活躍する先輩方の話を聞いて、そんな世界もあるのかと驚くばかりでした。
「まだ自分にはこの能力が足りない」という焦りよりも、「まだ自分にはこの能力が付け足せる」という期待感が高まっていきました。
そして1度しかない人生、挑戦してみようと思い、結果東大生として新たな挑戦をさせてもらえることになりました。
今からお話する「高学歴信仰」についても、私は長い間反対の考え方を持っていました。東大に進学する必要なんてないと思っていました。
今回は、日本で雲の上のように思われている東大が、東大生が、実際はどうなのかのかについて語りたいと思います。まだ1ヶ月しか経っていないので、私の意見は1ヶ月間で経験させてもらったことから考察できることであり、全体に当てはまるとは言えません。しかし、それが後から振り返って見て見たときなど逆に価値のある視点だとも思います。
ひとつ結論を言ってしまうと、ここはただ受験勉強が得意な人があつまる場所ではありませんでした。
リアルな東大生
東大入学前、「東大生も高専生もそんな変わらんやろ」と常に言っていました。それは、二者に共通しそうなポイントがたくさんあるからです。
以下にその一部を挙げます。
男子校・女子校出身が多い
そして、東大合格者数ランキング上位に来るような伝統校においては恐らく、長い歴史の中で自然に、男女それぞれに最適化された教育が行われるようになったのだろう。
- 女の子が少ない
実際、東大女子はいます。2018年度入試では合格者3083人中女子580人(18.8%)でした。
もっとも、高専も同じくらい女子いたような?
さらに工学部に進学したら少なくなるよね?
授業中、それも「ベクトル解析」などの理数系科目において教室に男性しかいないことはざらにあります。工学部編入生のため理科一類のクラスと同じ授業を取っていますが、35人中3人です。
一番女子比率の小さい科類とはいえ、少ないです。
結論:東大も女子は少ない
東大女子は可愛い
男だらけの蒸し暑い教室から抜け出し、キャンパスを歩いていると思います。
結構かわいい子多いかも?
論より証拠、自分で写真を見て判断してください。
自分で「東大美女」と名乗っている彼女たちですが、呼ばせてあげても良いかと思いますね。実際にモデル事務所に登録していたり、テレビ番組のレギュラーだったり、アナウンサーになる人もいるくらいなので。
高専にいる頃に比べて目の保養度は高まりました。
しかしながら、女子校出身者も多いことから1女(1年女子)は化粧の仕方をわかっていないと私の友達は言います。賢い彼女らが化粧を覚えるのは、時間の問題でしょう。
その点においては16歳から技術を磨いてきた『キラキラ高専ガール』に軍配があがると言えるのではないでしょうか。
大きく分けると2タイプ
東大用語・独特の文化
性格の共通点
1学年3000人もいる東大生、それぞれ個性が強く異なっているのかと思っていました。確かにそうでした。でも、一点だけ共通することがありました。
自信
すぐ否定したがるすぐ優位に立ちたがる他人のミスを嘲笑する笑わないみたいなの嫌い
— kuro (@takurooper) 2018年5月1日
しんどい人生送ってるんだろうなと思って関わらないけどね
高専と東大で14の比較
総論として、最初にあげた高専と東大が似ている理由をあげました。
黒色は肯定で、赤色は否定です。
- 入学前は優秀だった → 入学後も優秀
- 入学後に勉強のやる気なくす人多数 → 勉強ガチ勢もいる
- 普通に落単、留年の危機がある → 休学という選択肢も増加
- 女の子が少ない → 約二割
- 正装はチェックシャツにメガネ → イカ東
- でも実際は少なく最近の流行りは袈裟斬り
みんな気になる東大の授業
次に、みんな気になっているであろう東大の授業について書きたいと思います。
編入生の時間割例
くろちゃんの場合(3年1回目Sセメスター)
まず、取っている授業から話さないと理解できないのでこちらにまとめます。
前提として、東大は2セメスター・4ターム制です。
春から夏にかけてS1タームとS2タームがあるがその間でだいたいの授業は継続しており長期休みがあるわけでもないので、実質二学期制と考えてもらえばいいでしょう。
このS1、S2ターム合わせてSセメスターの間に、編入生は以下の一般教養の単位を取らないといけません。
ピンク色の科目は語学系です。基本的に第二外国語を6単位と英語を2単位取る必要があります。高専での単位が認定されることもありますが4、5年のうちに取った単位数の半分となっているため非常にシビアです。ほとんどの人は変換されません。
黄色の科目は総合科目(文系科目)です。A~D系列というジャンルに分かれており、シラバスを見ながら興味のある科目を「二系列に渡り6単位」という条件で受講する必要があります。
水色の科目は総合科目(理系科目)です。E,F系列というジャンルに分かれており、シラバスを見ながら興味のある科目を「二系列に渡り6単位」という条件で受講する必要があります。
生命科学は唯一の必修科目です。単位変換はきかないと思います。
残りの緑、紫の科目はそれぞれ初年時ゼミナールと主題科目です。これはどちらとも大学のゼミのような形式で、少人数で行うアクティブラーニング形式の講義です。初年時ゼミナールでは論文の読み方や調査の手法、レポートの書き方を学びます。主題科目は私はデザインに興味があるのでこれを選びましたが、これが学問?というような科目も多数存在し、面白いものばかりです。
万が一単位を落とした場合を想定して保険の授業を受講しているので週に15コマとなっています。4ターム制のため1授業105分であり、週26.25時間です。他大学編入生と比べるとどうしても多くなってしまいますが、1日全休を作れるくらいの余裕はありました。
授業の速度は高専の5倍?
以前、ZENPENで先輩東大編入生の話を伺ったとき、東大の授業のスピードは高専の倍であると聞きました。
高専でもそこまで成績に自信のある方ではなかった私は、そんな東大の授業についていけるかと不安な気持ちも心の底でありました。実際に授業を受けて思いました。
語学系・理系科目のスピードやばい。高専の5倍はある。
他の科目ちょろくね?
1、2年制と一緒に一般教養の科目を受けているので、まだ私は東大の授業レベルを正当に評価できる時点ではないと思います。専門の授業が始まってから、高専で既習した科目の復習が終わってから判断を出したいです。
ただ、この総合科目の授業には二つの目的があります。
①東大生に一般教養の知識を身につけさせること
②進振り(学部選択)の参考としてもらうこと
このうち②が厄介です。それぞれの学部の教授が、うちに来るとこんなことが学べるぞと授業中に勧誘してきます。統計学の基礎も習わないまま物理学に落とし込んで、計算過程をいろいろ飛ばして物理学面白いでしょと主張してきます。
編入生にとって統計学は勉強したからわかるし雰囲気はつかめるけど、もし自分が一年生の立場だったらと考えると気の毒でなりません。
平均、分散から始まり正規分布、二項分布、ポアソン分布まで統計学を1授業で終わらせたあの物理の先生と、偏微分の説明から始まり勾配、発散、回転を1授業で説明した数学の先生。恐ろしいです。
また、言語の授業はスピードが早い上に難解です。英語は英検一級レベルの単語と文法が並ぶ長文を毎回1レッスンのスピードで終わらせていきます。第二外国語は言語とクラスにもよりますが、私のクラスはなかなかしんどいところでした。二人の先生が隔回でやるため授業スタイルがなかなか確立しない上にスピードが早く、テキストの難易度が高すぎました。語学系科目はテキストの選書があっていないと思います。
文系科目は楽勝です。なぜなら、レポート提出だから。授業を聞いていなくても、レポート一発勝負ができます。話している内容も、授業の選択を世界史などと誤らなければ予備知識なしで大丈夫です。
初年時ゼミナールと主題科目は楽しいです。TAや教授に気軽に質問することができるからです。恐らく編入2年目からはこういった少人数授業が増えていくことと思いますが、トップダウンの詰込み型ではなくて問題発見・解決型のこのような授業こそ私が大学の授業に求めていた姿であり、非常に満足しています。
受講スタイルの変化
思い返せば、中学校、高専、大学と受講スタイルは変わってきました。
中学では「高成績を取るための受講 」をしていました。これは授業態度点を取るために授業で発言をする、宿題をやる、先生に聞きにいくなどです。
しかし、この授業態度点は高専入学と同時に廃止されました。
高専では「単位を取るための受講」に切り替わりました。好成績を取る必要性が見当たらなかったためです。課題点◯%、テスト点◯%と厳密に決まっていたことを利用し、ギリギリ単位が出る成績を死守しました。授業中寝ていたとしても結果さえ出せば良い、そんな高専の合理的な考えはとても納得のいくものでありお世話になりました。
5年間続けたのち、また受講スタイルを変えるときがやってきました。
語学系授業ではいまだに存在しますが、その他の授業では「クラス」という概念が消え、それに伴い、出席の義務がなくなりました。これは大きなことだと思います。特に、プログラミング系の授業では受講者数分のパソコンがそもそも用意されていないため、自宅で学習することは暗に認められています。「面白くなかったら帰ってもいいからね」という教授もいます。
さらに、学内のシステムで授業プリントのダウンロードができるため、聞いていない授業に出席する意味がなくなりました。そもそも、自分の勉強法は良い参考書と紙とペンさえあれば良いので、受講しなくていいという選択肢は目から鱗でした。
これから大学でどんな受講スタイルにするのかはまだ決められていませんが、教授によって変える必要があるのではないかと思っています。負担はかかりますが徐々に慣れていきます。
今一番楽しいのはサークル
サークル5,6コ入るって言ったらびっくりされるけど、だって大学ってそういうところでしょ?要するに人脈作りでしょ?
サークル選びはほんとしっかり考えるべきだよ。某テニサー、某英語とか無双だけど、某海外インターン、某デザイン、某起業とか勝てへんってなる。スキルアップとネットワーク作り。大学の恩恵受けてる。
— kuro (@takurooper) 2018年4月21日
最高の新入生歓迎体験
まずはこちらの写真を見てください。これはテント列と呼ばれる、新入生歓迎活動の一部です。
この熱気。混雑。一目見ただけでやばいと本能が叫ぶ。テント列についてあらかじめ予習していましたが、これほどまでとは思いませんでした。
「テント列」とは、諸手続の日のキャンパスに出現する激烈なサークル勧誘ゾーンです。それを楽しむ人もいますが、例年通過するのに数時間かかることもあり、不愉快な思いをする新入生もいるようです。テント列で時間を無駄にしたくなければ、諸手続後の誘導路の中途に設けられた迂回路を通りましょう。
危険だから避けろと言われていますが、一生で一番モテる日とも言われるこのイベントを逃していいはずがありません。私は、挑みました。
(編入生の方へ)
編入生はこの日、新入生のように諸手続きを行わないので呼ばれません。自発的に現地赴き、一号館出口、テント列開始地点に立っているオリエンテーション委員会の係の人に申し出ましょう。来年から編入生も混じれるようにお願いしましたが自分で言った方が確実です。
テント列では、ほぼ全てのテントに引き込まれました。最後にはクタクタでしたが、それぞれのサークルの良いところを必死にアピールする先輩(年下)の姿が健気で、聞いていて楽しかったです。これこそ憧れの大学生活!という充実感を得ることができました。
結局、抜けられたのは予定を大幅に超える4時間半後。もらった紙袋が破れるほどの大量のチラシを持って、今後の新歓タダ飯スケジュールの作成に取り掛かりました。
「新歓コンパ」「新歓食事会」「生協コンパ」
チラシにはこう言った文面が書いてあります。無料で食べれる物もあれば、500円で食べ放題に行けるものもあります。ほんと、東大のサークルは金をかけて新歓活動に必死です。これは乗っかるしかありません。
また、最近問題になっているお酒の強要は全くないので、安心してください。
新歓コンパといっても全くお酒出ないのでコンパ #とは ってなってる。
— kuro (@takurooper) 2018年4月11日
お酒なくてもいろんな人と出会えていろんな活動を知れていろんなチャンスが与えられて充分楽しいんだけどまじめな話ばっかだと疲れてしまう。アルコールをくれ、、病気だ、、
興味のある活動をしている人とご飯に行き、たくさん話し、知り合い、そしてタダで食べられる。これほど美味しいイベントはありません。実際に、新歓活動のおかげでたくさんの友達ができました。
日々の新歓活動のおかげで、授業中や放課中オリジナルの知り合い見つけられるようになった。名前覚える。
— kuro (@takurooper) 2018年4月24日
サークルに入りたいと思っていても、思わなくても、新歓には絶対行った方がいいです。
サークルにおける編入生の立場
ただし、気軽に新歓にいけないただ一つの障害があります。それは、編入生ということです。
サークルの新歓担当は2年生が多数であり、自分よりも年下なのです。年上を新歓するとなると若干距離を置かれてしまうため、それはなるべく避けたいところです。
私もこの問題に数多く直面しました。その時、私は使い分けました。やはり正直になった方が後々良いため、これからも付き合っていくだろうなという人には「編入した3年生です」と言い、これ一度きりかなという人には「1年生です」と言ってきました。嘘をついたことに関して申し訳なく思っています。しかし、それで誰かが不利益を被ったわけではなく、編入生という話題を出すことで生じる会話の滞りや気まずさを考えると仕方のない判断だったのかと思っています。
ほんとに現役??って100回くらい聞かれた。21歳に見える!!って言われた。そうなんだよ、、
— kuro (@takurooper) 2018年4月20日
口先だけでは誤魔化せない何かがあるようだ。酒の知識披露したのはまずかった。だって飲みたかったんだもん。#新入生チャレンジ #酒モチベ
こういった無知から生じる「内なる差別」が編入生に対して働くこともあり、編入学と入学は同等ではないということをこれからは推していきます。
くろちゃんが入会を決めた5つのサークル
私が入ったサークルは現時点で5つあります。
起業サークル Bizjapan
Bizjapanは、グローバルな視座とアントレプレナーシップを核とした、多種多様な人やプロジェクトの走り出すプラットフォームです。
紹介するときに、「起業サークル」と言っちゃってますが、実際に起業するわけではなくて起業家思考のある若者がたくさん集まっている場です。さらに、日常会話やSlackでのコミュニケーションは英語を使うなど超意識の高い集団です。一番時間割くかなって思ってます。
デザインサークル designing plus nine
デザインサークル!?なんのデザインするの?
よく聞かれます。主にはチラシとWebページです。しかも、お給料発生します。
私もデザイン思考とか好きで、ここのゆるい雰囲気もあってめちゃめちゃ楽しいです。
写真部 東京大学写真文化会
写真が好きなので、高専でも写真部に入っていたので、東大で入らないわけには行きませんね。新歓撮影会ということで、上野動物園に行ってまったり撮ってきました。ここもゆるい感じで、良いです。
勉強会サークル 東京大学訪問勉強会
≪最前線×訪問×対話×社会体験≫
法曹界、メディア、ベンチャーをはじめ、様々な分野の第一線でご活躍されている方々を訪問するサークルです。1回目の新歓で既に、貴重な出会いを果たしこれからがワクワクです。
お料理サークル カラメルビター
渋谷のレンタルキッチンを借りて、月に一回程度料理しています。一人暮らし始めたので絶対必要なスキル。頑張ります。
入ったサークル以外にも、どのサークルを見ていても思うのが広報活動の本気度がすごいということです。どのサークルにもチラシが存在し、Twitterアカウントは機能しています。すごいところはLINE@で定期的に情報を流したり、ホームページを運営しています。こういうサークルに本気になっちゃう東大生、好きです。
施設自慢
まず、東大と一口に言っても複数のキャンパスがあります。本郷、駒場、そして柏キャンパスです。ほとんどの編入生は柏キャンパスとか変わらずに過ごすと思うのでここでは割愛させていただきます。
有名な赤門、そして安田講堂のある本郷キャンパス。立地は上野の方で、アカデミックな雰囲気のある古い建物が並びます。5月中旬に5月祭という学園祭があります。最近ニュースで話題の中央食堂もこちらです。
ほとんどの学部および研究所がこちらの建物にあり、3年生以上はこちらに通っている人がほとんどです。
- 駒場キャンパス
あまり知られていないこのキャンパスは、東大の1・2年生そして一年目編入生が通うキャンパスです。
本郷にはいつ行っても観光客で賑わっているのに、こちらには学生以外全く寄り付きません。実は渋谷から歩いてこれる好立地の割に、草木が生い茂り、森です。
東京大学は、北海道大学に次いで2番目の敷地面積を誇ります。日本各地に点在する53の施設を含めての数字ですが、実に日本の国土の千分の一ほど。北海道大学が位置する場所を考えると、これだけ広い面積を持っていることに驚きます。
学食は食堂が今年リニューアルされたこともあり、美味しく、バランスも良く、私は好きです。定食なら一食400円くらいで食べられ、バリエーションも豊かです。最近私は弁当作りにはまっているので食べていませんが。
何より、東大の教授も絶賛するのが、大学で契約している資料の数です。これは図書館の蔵書に限らず、学内から読める論文のデータベースの契約本数も含みます。他大学では見ることのできないような出版社とも契約を結んでいるため、論文が気軽にダンロードできることが利点であると教わりました。私はまだ高専の卒業論文でしか論文を自発的に読もうと思ったことがありませんが、これからありがたみを感じる時が来るのではないかと思います。
まとめ
豊田高専と東大じゃ恵まれ度合いが天地の差すぎて留学モチベ、海外インターンモチベが下がってきちゃった
— kuro (@takurooper) 2018年4月21日
チャンスを求め、東京大学にやってきました。
ここには、私が想像していた以上のチャンスがありました。
正直、東京での生活が充実し過ぎていて海外留学や海外インターンシップのモチベーションが低下してしまいました。ここには勉強、サークル、課外活動、やろうと思えばなんだって始められるリソースがあります。海外に行かなくたって、視野は広がりました。
単位も認められないし、サークルもこっちのが楽しいし、こっちの子の方が断然勉強できる環境にあるし、今まで高専で頑張ってきたことはなんだったんだろうと思ってしまいます。早めに気づいて行動していたからよかったものの、高専の中だけで一番になろうとするような取り組み方をしていたら、編入して確実に周りの自信の渦に埋もれてしまっていたでしょう。代わりに、校外活動でも自分らしく、楽しいと思えることに取り組んできたから、今の私の姿があります。
そして、これからは東大への適応することをやめ、私の高専や愛知県での経験を東大に、東京に、フィードバックしていく時期に入ると思います。
東大には、面白い若者がたくさんいる。私はそう信じています。
そんな東大の面白い若者たちと、挑戦を始めます。