H29高専入試問題英語の解説
年度:H29(最新)
科目:英語
分類:解説
高等専門学校入学試験の解説です。初回は英語です。
過去3年分5教科の問題・正解・解答用紙は以下の公式サイトで公開されています。
実際にといてみたところ、得点は・・・
75 / 76点でした!
しまった!
それでは見ていきましょう。
問1-強く発音される箇所と発音が異なる箇所
A
(1)全部前後のうち後ろを強く発音します
(2)duringは後ろ、他はすべて前を強く発音します
(3)強く発音する部分: hos, in, is (読み方はアイランド), mu
(4)強く発音する部分: en, lan, me, pro
(5)強く発音する部分: for, na, es, di
5を間違えました、、
普通に考えればわかるのに、なぜかアを選びました。necessaryだと思ったからでしょう。まあこういうのはforeignが間違っていることに気づくか、見直しで間違いに気がつくべきでした。見直し大事です。
B
(6)alreadyエ headエ leaveイ saidエ
(7)afternoonウー chooseウー foodウー woodッ
(8)favoriteエイ laterエイ practiceア raiseエイ
(9)dearイアー earlyアー hearイアー yearイアー
(10)childrenチy machineシ charityチy touchチy
問2-二人の会話文の返答
和訳していきます。
1
A:これあなたのチケットですか?あなたの席の近くの地面で見つけましたが
B:(ウ:そうですね、なら私のでしょう。)どうもありがとうございます。
文脈から、Aさんはチケットを拾い、その持ち主を探しているということが分かります。Is this...? と聞かれているのでYes/No でまず返答する回答が自然でしょう。
2
A:寝る前にこの薬を飲みなさい
B:(エ:朝飲んでもいい?)
A:だめよ。眠たくなっちゃうから。
Don’t do that. に注目です。何か否定されるような提案をBがしていることになります。さらに、Bが否定されるということはDo you?ではなくCan I?であり、ウは文脈的に不適です。
3
A:レストランに行って選べるとき、どっちを選ぶ?ご飯かパンか。
B:(ウ:家ではいつもご飯を食べているな)だから外に出かけたときはパンを選ぶよ
A:私も!パン大好き!
( ), so if I go out, と続いていくことに着目してください。soにはいろいろな意味がありますが、このようにコンマの後に使われる場合は接続のso「だから」です。so以降の文脈に合う選択肢を選びましょう。
4
A:今日、朝ご飯何食べた?
B:(エ:今朝は何も食べてないよ。)
A:なんで?
B:遅く起きたからね。
AにWhy NOT?と聞き返されていますね。この和訳は「なんで?」でもいいですが、「なぜしないの?」というほうが正確でしょうか。空欄にはnot、否定の意味の文が入ることが予想されます。
5
A:ジョン・グリーン先生とお話しできますでしょうか。
B:あ、フレッド?
A:はい…
B:(ア:私だよ!フレッド、元気にしてた?)
会話文ではまず、どんなシチュエーションで会話しているのか想像することが大切になります。この場合は電話口で話しています。なぜでしょうか。May I speak to...なのでプロットは職員室前なのか電話口でなのかの二択が考えられると思います。この会話では二人しか登場人物がいないことから、いきなり先生がフレッドを認識するのは電話口で顔が見えないけど声で判別したと考えるほうが自然です。
ここまで分かったら、電話で最初に話すこととして自然なアを選べばいいですね。
問3-解答不可
著作権保護のため本文が閲覧できません。問題が解けないので割愛します。
こういった長文読解の勉強法については後日ブログをアップするので読んでください。
問4-並び替え問題
1
A: How many (hours does it take to fly) to Australia?
B: About eight hours.
How manyの後には名詞が来るのでHow many hours...です。
疑問文なので、does を前に持ってきてdoes it take to... と分かると思います。
2
A: I have something important to ask you.
B: What is it?
A: Please (don’t tell anyone about our meeting) today.
B: Sure, it’s just between the two of us.
Pleaseの後には必ず動詞が入ります。なにか動作をしてほしいのだから…
動詞の前にdon’tをつけると~しないでくださいという意味になります。その行動をしてほしくないのだから…
これで、Please don’t tellまで分かります。その後には誰にPlease don’t tellなのかを示す、目的語を付けます。英語は語順によって、何を伝えたいか気持ちを表すんです。
3
A: Have you ever seen old Japanese money used a hundred years ago?
B: No, I (don’t know what it looks like).
A: I have some. Look.
B: Oh, it’s interesting.
これも同様にdon’tがあるので動詞を探しますが、lookとknowの二つあるので選部必要があります。文脈的にI don’t knowと続けるのがよさそうですね。whatは疑問詞ですが、文章の中央に存在する場合、疑問文にはならずにwhat~で「どう~なのか」という意味になります。
4
A: Where did you go last summer?
B: Can you guess? I went (to one of the most famous) place in the world.
A: Well, did you go to Hawaii?
B: No, I went to Paris!
went to~「~に行った」
one of the~「~の一つ」
the most ~「一番~な」
この辺りは頻出なのでセットで覚えましょう。できなかった人は
5
A: I think more people speak English than any other language in the world. Is that right?
B: No, it isn’t. Chinese is spoken by the largest number of people.
A: So. English (isn’t the only language we should study) then.
B: You’re right.
英語の基本文型わかりますか?英文法が全くでも、これだけは覚えてほしい。SV,SVO,SVOO,SVOCみたいなやつです。
これも覚えられないよって人は、英語は基本的に
(名詞)+(動詞)+(名詞)のサンドイッチだということを覚えてください。
SVOやSVOCなど種類があるのは、サンドイッチの上と下のパンの種類が違っていたりパンが二枚重なっていたりするから違うんです。
まあ、基本は(名詞)+(動詞)+(名詞)という順番で来るのでその順番でつなげていけばどうにかなることが多いです。基本的にというのは、疑問文や仮定法の場合サンドイッチの順番が崩れたりレタスサンドになったりするからです。そのあたりは例外として覚えてください。
さあ、このサンドイッチが分かればEnglish(名詞)の後には動詞、名詞と続くことが分かりますがこの場合はEnglishは三人称なのでisn’tしか続かないですね。the only languageまでで一つの名詞です。この後はサンドイッチまでの知識では解けないので感覚でやってください。
問5 長文読解(計算問題付き)
この文章はとても読みやすいです。文法、単語が簡単なのはもちろん、日本の中学校にありがちなシチュエーションを描いているから想像がたやすいためです。逆に言えば、こんなシチュエーションは海外にはないのでネイティブにとっては理解に苦しむ文章であると言えます。
要約
たかしとそのクラスは京都に修学旅行に行きました。事前にスケジュールを立て、学生はタクシーで街を回りました。たかしのグループは最初に金閣寺を訪問して、銀閣寺から来たまゆみのグループと次の目的地で会いました。彼らは一緒にお昼を食べました。ホテルでは部屋の定員に従って部屋割りがされていました。
文章中の数字と表の読み取りが主な内容になります。計算式を書いていきます。
1
クラスの男子の数
36-20=16
2
利用したタクシーの数
36÷4=9
3
たかしのグループ(A~E)
まゆみのグループと会うことからDであると推定できます
4
まゆみのグループが昼食を食べた場所
まゆみのグループはEであると推定できます
5
ホテルで借りる部屋数
先生=3、男子=6、女子=7
3+6+7=16
問6 普通の長文読解
教科書レベルだと思う。
要約
日本で台風と呼ばれる嵐は、アメリカではハリケーンと呼ばれる。名前を付けられ呼ばれている。1825年からこの名前を付ける風習があり、1953年からアメリカ合衆国ハリケーンセンターが名前を付け始めた。最初の嵐はアルファベットAから始まり、二番目はBから、しかしQ,U,X,YとZから始まるものはなくそれらはリストにまとめられている。7年前サンディが街を襲い、同様にカタリーナも襲ってきて多くのアメリカ人はその悲惨さを覚えている。たまに全く被害を起こさず海に帰っていくハリケーンもあり、幸運の象徴として子供にハリケーンの名を付ける人もいる。
1~4などの空所補充は前後一文を読んで雰囲気で訳せば解けます。
1
日本の台風がどう認識されているのか、常識を問う問題。
ア 台風は同じ大きさに作られる
イ 台風は人間に破壊される
ウ 台風には番号が付けられる
台風〇号と呼んだりするので、明らかにウが正解。
2
なぜアメリカのニュースではハリケーンに名前を付けるのか。
ア 嵐を覚えやすくするため
イ ハリケーンによって破壊された町がもっとあるから
ウ アメリカのすべての都市には各自の台風リストがあるから
ひとつしかそれらしい回答はありません。アが正解。
3
全てのリストが使われたのち、また最初から使われる。しかし、[ 3 ]、だからハリケーンには二度とその名前が使われない。
ア アメリカ軍は女性の名前しか使わない
イ いくつかの嵐は街を襲い、大きな損害を与える
ウ リストは別の言語で読むことが困難である
アとウは理由になっていません。文章を読み進めるとわかりますが、イが正解です。
4
人々は子供の名前をハリケーンにちなんでなずける…
ア なぜなら子供によくないから
イ もし大きな損害を与えるのならば
ウ 幸運の象徴として
大きな被害を与えて怖いはずの存在であるハリケーンが、被害をもたらす直前で引き返して帰って行ってくれたらそれは幸運であった、我が子が生まれたおかげで去っていったハリケーンだからその出来事を覚えていきたいとして同じ名前を授けるのでしょう。ウが正解です。
5
本文Seven years before...の段落に書いてあります。Katarinaの頭文字Kが11番目のアルファベットであるかどうかは指を折って数えるとよいでしょう。正解はイです。
6
AからZまで順番に数字が降られていくこと、QUXYZは数えないことを念頭において、指を折って数えてみましょう。正解はイ、21番目です。
7
本文の内容一致
ア サンタ・アンナは20世紀にプエルトリコを襲った嵐だ
イ アメリカ人はひどいハリケーンにちなんで市に名前を付けることが好きだ
ウ 2012年のハリケーン・サンディはハリケーン・カタリーナより大きな損害を与えた
市に名前を付けるとは本文で一度も言っていないのでイは除外します。サンディは1250億ドル、カタリーナは500億ドルの被害があったと書かれているのでウを選択します。
最後に
冬休みにやるって言いましたが、5教科の解答と勉強法書くの厳しいです(汗)
とりあえずコアである数学と英語だけ投稿しようと思います。あとは個人的にコメントくだされば、時間の許す限りお答えします。
なんでこれやってるのかって、みんなに合格してほしいから。
自分が助けてもらった分は還元したいし、もし私のブログを読んでためになったという人がいれば今度は君たちが次の世代の助けになってほしいから。
小手先の能力を図る受験なんて、そんなもの、受かってしまえ。