内部生が教える豊田高専推薦入試対策
今の中学生は、私立高校の推薦入試を受けるときにも学力試験があるらしい。
しかし、高専の推薦選抜は面接と内申点の内容だけで判断される。
ただし、倍率がとても高いのが毎年話題になる。28年度の電気・電子システム工学科は倍率が4.7倍であった。つまり、4.7人に1人しか推薦合格が出ないってこと。
私が豊田高専の推薦選抜を受けたのは、5年前だ。
推薦で合格した経験からわかったことをシェアする。
【目次】
【私が中3の頃の夢や志望動機についてはこちら】
→ この通りのことを面接で答えたところ、学校側の要求とマッチした。
面接の特徴
- 個人面接
- 約5分
- 先生がたくさんいて圧迫感あるけど、質問はわりとゆるい
- 内申点は41以上ほしい、これ以下で推薦通った人は聞かない
- 合格者平均内申点は43
- なにか推せる特技がある
- 高専生らしくない人が受かりやすい傾向にある(別の風を取り入れたいためか)
- 女子は結構受かる
内申点が足りない人は一発逆転は狙っても無理なので、学力に備えよう。
学力選抜は、当日上位4位に入れば内申点によらず合格できると明記されている。(実際、内申32で合格したクラスメイトがいる)
面接で聞かれた内容と、回答例
自分の例
- 将来の夢はなんですか?
「世界で活躍するエンジニアになることです」
(夢は大きく!高専入学を目的とせず、その後にやりたいことがあって、高専入学はそのための手段であることを伝えよう)
- なにかものづくりをした経験はありますか?
「はい、中学3年生の夏休みに…」
(自分の技術力をアピールする必要はなく、ものづくりが好きだということを伝えれれればよい)
クラスメイトの例
- なぜ体育の成績が2なのですか?
「先生との相性が悪かったからです」その後、落ちる(参考にならない)
- 中学校で頑張ったエピソードを教えてください
「生徒会です」→合格
(勉強ができる生徒が多く集まってきているため、なにか勉強以外で頑張ったことをアピールしよう)
- 電気科を選んだ理由は?
「ロボットに興味がある」「プログラミングがしたい」「新エネルギー開発について知りたい」
- 入ってからやりたいことはある?
「論理回路について学びたい」「多読を頑張りたい」→合格
- なぜ高専にはいりたいのですか?
「実習を多く取り入れるなど普通校では得られない経験ができるからです」
(いろいろな経験…は禁句。具体的に、何が学びたいのか突っ込まれるので下調べしておくこと)
- 高専を卒業後は就職予定ですか?進学予定ですか?
「進学予定です」
(どちらを言ったほうが有利とかはない)
- あなたの好きな電化製品はなんですか?
「電子レンジ」「スマホ」→両合格
(何を問いたいのか謎だが、教員の間のブームではないだろうか)
高専という特殊な学校になぜ入りたいのか、なぜその学科に入りたいのかをかなり意識して聞かれる。
特に理由もなく、少しホームページを見て知ったような浅い知識を披露してはいけない。「ロボコンに入りたいです!」と言って「そうやって言う子多いんだよね〜なにかロボット作った経験あるの?」と返されて墓穴を掘る子も多い。さらに、好きな電化製品は一応考えておくべきか。今ならVRゴーグルがおすすめかな〜
まとめ
面接でいちばん大切なことは、予想外の質問が来るものだと想定して、何を聞かれても堂々と答えること。自分のペースにしてしまい、自分の話したい話題に持っていくこと。
豊田高専の面接はそういった意味で予想外の質問はあまりなく、比較的楽であった。
あとは、君の「夢・志望理由を考える、自分と向き合う努力」次第。がんばれ!!!
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